アーンドラ・プラデーシュ州北端のシュリーカークラムの漁師ラージュは腕が良く、仲間たちの間でリーダーと目されていた。彼らの村の伝統的な漁場は採砂業のために荒らされ、男たちは遠く西インドを起点とする遠洋漁業の出稼ぎを行うようになっていた。ラージュには恋人サティヤがいたが、彼女はあるきっかけから彼に海に出ないよう求める。しかし正式にリーダー(タンデール)となったラージュはそれを振り切り出漁する。グジャラート州の沖合で嵐に遭遇した彼らはパキスタンの領海に入ってしまい、同国の沿岸警備隊に拿捕される。収監された彼らが非人道的な処遇を耐え忍んでいる間、サティヤを先頭にした故郷の人々は彼らの解放のために奔走する。2000キロの距離を隔て離れ離れになった恋人たちの愛の物語。