近日上映作品

剣の舞 我が心の旋律

9 / 11 [金] 公開

92分 ロシア・アルメニア

わずか8時間で生まれた伝説の名曲

世界屈指の演奏回数を誇る『剣の舞』
若き巨匠がひと晩で書き上げた
名曲の誕生秘話

木琴の堅い音が激しく鳴り響き、サクソフォーンがエキゾチックな旋律を奏でる20世紀の名曲『剣の舞』。演奏時間はたった2分30秒の猛々しいメロディは日本では吹奏楽で演奏される機会も多く、運動会の徒競走の盛り上げ役としてもおなじみだ。ユネスコによると劇音楽で世界屈指の演奏回数を誇るこの曲は、意外なエピソードから誕生したという。
 1942年12月。コーカサス地方のアルメニアを舞台にしたバレエ『ガイーヌ』は、初演を目前だった。ところが、劇団幹部から最後を締めくくる勇壮な踊りの追加が命じられる。時はソビエト連邦に大粛清の嵐が吹き荒れた数年後。命令は絶対であり、失敗したら作曲家人生は終わる。そんな重圧を味方にして、1度聞いたら忘れられない『剣の舞』をひと晩で書き上げたのは、ソビエトが誇る現代作曲家のアラム・ハチャトゥリアン。現在のジョージアでアルメニア人の両親の4男として生まれ、モスクワとニューヨークで作曲を学んだ天才だ。バンクーバーオリンピックで女子フィギュアスケーターの浅田真央選手に銀メダルをもたらした、『仮面舞踏会』の作曲家である。

監督
:ユスプ・ラジコフ
出演
:アムバルツム・カバニアン、ヴェロニカ・クズネツォーヴァ、アレクサンドル・クズネツォフ、アレクサンドル・イリン、イヴァン・リジコフ、インナ・ステパーノヴァ、セルゲイ・ユシュケーヴィチ