近日上映作品

未来を乗り換えた男TRANSIT

1 / 12 [土] 公開

102分 ドイツ・フランス

  • 第68回ベルリン国際映画祭 コンペティション部門出品作品

祖国を離れ、他人の人生を手に入れた男。
退路も進路もない逃避行に、終着点はあるのか―――

「東ベルリンから来た女」で知られるドイツの名匠クリスティアン・ペッツォルト監督が、ファシズムの風が吹き荒れたナチスによる史実と現代の難民問題を重ね合わせ、祖国を追われた人々が希望を求めてさまよう姿をサスペンスフルに描いたドラマ。原作は、1930~40年代にかけて、ナチス政権下のドイツから亡命した小説家アンナ・セーガースによる「トランジット」。ドイツで吹き荒れるファシズムから逃れてフランスにやってきた青年ゲオルクは、パリからマルセイユへと流れ着く。偶然の成り行きから、パリのホテルで自殺した亡命作家ヴァイデルに成りすますことになったゲオルクは、そのまま船に乗ってメキシコへ行こうと思い立つ。そんな時、必死に人捜しをしている黒いコート姿の女性マリーと出会ったゲオルクは、ミステリアスな雰囲気を漂わせる彼女に心を奪われる。夫を捜しているというマリーだったが、その夫こそゲオルクが成りすましているヴァイデルのことだった。

監督・脚本
:クリスティアン・ペッツォルト
原作
:アンナ・ゼーガース
出演
:フランツ・ロゴフスキ、パウラ・ベーア、ゴーデハート・ギーズ、バルバラ・アウア、マティアス・ブラント