上映作品

新世紀、パリ・オペラ座

芸術の殿堂がたどりついた<新世紀>とは―。

フランスが誇る芸術の殿堂、パリ・オペラ座。波乱に満ちた時代の転換期にも、世界最高のパフォーマンスを観客に届け続けるために美しく奮闘するその姿を、劇場の聖域に入ることが許されたカメラが鮮やかに映し出す。
パリ・オペラ座公式プロデュース作品であり、本国フランスでは『パリ・オペラ座のすべて』(09)や『ミルピエ~パリ・オペラ座に挑んだ男~』(16)を抑え、オペラ座を描くドキュメンタリー映画史上最高の動員記録を樹立した本作。2017年モスクワ国際映画祭にてドキュメンタリー映画賞を受賞し、国内外問わず評価が高まっている。

監督
:ジャン=ステファヌ・ブロン
出演者
:ステファン・リスナー、オレリー・デュポン、バンジャマン・ミルピエ、フィリップ・ジョルダン、ミハイル・ティモシェンコ、ジェラルド・フィンリー、ミヒャエル・クプファー=ラデツキー

INTRODUCTION

バレエ団芸術監督が“ナタリー・ポートマンの夫”としても話題となっていたバンジャマン・ミルピエから、カリスマ・エトワールとして長年活躍したオレリー・デュポンに移る新時代の幕開けから始まり、史上最大規模の新作オペラ「モーゼとアロン」の1年間にわたるリハーサルや、公演初日直前の主要キャストの突然の降板劇、それに加え職員のストライキ。次々に待ち受ける難題に、オペラ座を長きにわたり索引してきた総裁ステファン・リスナーは苦悩し奔走する。しかしそんな中でも、世界最高水準のパフォーマンスを届けるために「舞台裏」というステージで粛々とプロフェッショナルとして努める人々の姿も、本作は温かい眼差しで描きだす。そして、この混沌とした中で、ロシアの田舎町から一筋の光となる青年がパリ・オペラ座に現れるのだ―。彼らのそれぞれの姿が、荒波にもまれながらも決して沈むことはないパリ・オペラ座の強さと揺るがない美しさを物語る。ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、バルトークの「弦楽四重奏」、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」など豪華な楽曲に彩られながら、皆の想いが結集した圧巻のパフォーマンスに、きっと心震える。かつてない劇場体験がここにはある――。