上映作品

馬を放つCentaur

美しき伝説が消えゆく時、馬は放たれる――。
未来へ希望を託す、現代の寓話。

かつてシルクロードの一地点として栄えた中央アジアの美しい国、キルギス。自然を愛し、馬と共に生きてきた騎馬遊牧民を先祖に持つキルギスの民。その地で語り継がれてきた美しき伝説は、時の流れとともに消え去ろうとしていた。ひとり伝説を信じ続ける寡黙な男ケンタウロスは、ある強い信念から厩舎に忍び込んでは、馬を解き放っていた――。現代を生きる我々が手に入れ、そして失ってしまったものとは何なのか。純粋なひとりの男の姿を通して、未来へ向けて普遍的メッセージを投げかける。
監督・脚本・主演を務めるのは、各国の映画祭で高い評価を受けてきた名匠アクタン・アリム・クバト。ロカルノ国際映画祭で銀豹賞(準グランプリ)に輝いた長編デビュー作『あの娘と自転車に乗って』。自身の少年時代を描く3部作の最終章『旅立ちの汽笛』。そしてカンヌ国際映画祭監督週間に出品されるなど高く評価された『明りを灯す人』など、世界中がその才能を絶賛している。

キルギスのある村。村人たちから"ケンタウロス"と呼ばれている物静かで穏やかな男は、妻と息子の3人でつつましく暮らしていた。しかし、そんな彼には秘密があった。キルギスに古くから伝わる伝説を信じ、夜な夜な馬を盗んでは野に放っていたのだった。ある日、馬を盗まれた権力者は馬泥棒を捕まえるため、罠を仕掛けるが――。

監督
:アクタン・アリム・クバト
出演者
:アクタン・アリム・クバト、ヌラリー・トゥルサンコジョフ、ザレマ・アサナリヴァ