上映作品

ハイ・ライフHigh Life

  • 2018年 サン・セバスティアン国際映画祭 国際批評家連盟賞
  • 2018年 ゲント国際映画祭 最優秀音楽賞

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近未来―死刑囚たちが乗せられた宇宙船内で行われていた実験とは!? フランスの鬼才クレール・ドゥニ(『パリ、18区、夜』)が仕掛ける
新たなるSFスリラーの傑作!

遥か宇宙の涯て、モンテとまだ赤ん坊である娘のウィローの2人は、宇宙船「7」で共に暮らしていた。2人の旅は、どこに向かっているのか、おそらく彼らにも分からない。――かつて、宇宙船には9人のクルーがおり、その全員が死刑や終身刑を告げられた重犯罪人たちだった。船内で彼らは、科学者であり医師であるディブスに薬でコントロールされ、宇宙空間における生殖実験のためのモルモットとして協力させられていたのだ。地球を離れて3年以上、彼らの精神は、すでに限界に近づきつつあった――。そんな中、彼らの最終目的地「ブラックホール」が目前に迫っていた。彼らの最終ミッションは「ペンローズ過程」(※)の実現への実験。時間と空間が消滅すると言われる「ブラックホール」に接近を試みるクルーたち。だが、その前に悲劇が彼らを待ち受けていた。

※ペンローズ過程:1969年、イギリス人宇宙物理学者ロジャー・ペンローズにより提唱された、自転するブラックホールからエネルギーを取り出す過程のこと。現段階では思考実験でしかない。

本作は、『ショコラ』『パリ、18区、夜。』『ネネットとボニ』など、女性監督ならではの感性で時代を切り開いてきたフランスを代表する巨匠クレール・ドゥニ監督が、初めて挑むSF作品であり、初めての英語による長編映画。主人公モンテ役には、監督が『トワイライト』から注目していたというロバート・パティンソンを抜擢、フランスを代表する国際女優であるジュリエット・ビノシュが、謎の科学者・ディブス医師を演じる。新作『サスペリア』も話題のミア・ゴスが、ボイジー役として重要な役どころで出演。またフランソワ=ルノー・ラバルトが手がけた美術は、斬新だがレトロな雰囲気を観る者を感じさせ、往年の名作SF映画へのオマージュも感じさせるデザインワーク。宇宙船内という"密室"で、嫉妬、怒り、欲望と様々な人間模様がサスペンスフルに描かれる『ハイ・ライフ』。クレール・ドゥニ監督が仕掛ける衝撃のSFスリラーの傑作が、新たに誕生した。

監督・脚本
:クレール・ドゥニ
出演者
:ロバート・パティンソン、ジュリエット・ビノシュ、ミア・ゴス、アンドレ・ベンジャミン