2004年にTYPE-MOONが発売したPCゲーム「Fate/stay night」を発端に、壮大なスケールの世界観と重厚な物語が呼ぶ感動がファンを増やし続けてきた「Fate」シリーズ。そこから2015年に生まれたゲーム「Fate/Grand Order」も、今や全世界で4200万ダウンロードを突破。現在進行形でさらなる世界の広がりを見せている。
そんなゲームの中で、全体構成を担当する奈須きのこが自らシナリオを担当し、プレイユーザーの中でも人気のエピソード・第六特異点が「Fate/Grand Order」初の劇場アニメーション化。物語の核心に迫るエピソードが、美しく、悲壮に描かれることになる。
気鋭とベテランの調和したスタッフ陣として、監督は前編を末澤慧、後編を荒井和人が務め、キャラクターデザインに細居美恵子、黄瀬和哉、温泉中也らが名を連ねる。前後編の重厚さをもつアニメーションは、SIGNAL.MDとProduction I.Gが制作。
ここに物語は新たに描かれ、再び心を交わす。
■STORY
長く。長く、旅をしてきた―。
遍歴の騎士に与えられた旅の終わり。西暦1273年エルサレム。
かつての友と刃を交えようとも、遠き日の過ちと向き合うこととなっても、
最後の忠節を果たすべく、ベディヴィエールは烈風吹き荒ぶ砂の大地を歩みだす。
これは、ひとりの騎士の物語。