上映作品

熱狂宣言

止まったら死ぬぞ!

奥山和由がとらえた松村厚久は、どんな人物か?
それは豪快なパブリックイメージだけにとどまらない、複雑な多面性を持つ人物像だ。「私はめちゃめちゃ運がいいですよ。誰よりも運がいい」と語る、不思議な自信に満ちあふれた前向きでパワフルな笑顔。「サンシャイン松村」と名乗って芸人的なパフォーマンスをイベントで披露する目立ちたがり屋。全力で人と人をつなぐサービス精神。そういった明るさの一方、株主総会でヤジられたり、身体が思い通りに動かない悔しさで涙を見せることも。そして観光特使を務める故郷・高知県で開催される「よさこい祭り」への熱い想い。実家に住む母親との深い愛情関係。
とりわけ経営哲学について質問され、自らを鼓舞するように「こんなもんじゃないぞ! こんなもんじゃないぞ!」とキーボードで筆談する姿は激しく胸を打つ。
これは名物社長のサクセスストーリーでもないし、ありふれた感動巨編でもない。
苛烈な人生を全身全霊で生きるひとりの男にダイレクトに迫り、そのプリズム状の生命の光を浴びるように体験する映画だ。
なぜ、彼はこんなにも多くの人を惹きつけるのか――。
Team Okuyamaが制作・宣伝・興行すべての手法において、今までにあり得ない映画を創ることをコンセプトとした「フリーシネマプロジェクト」の第1弾作品。人間観察眼に秀でた奥山和由による、まったく新しいヒューマン・ドキュメンタリー映画の誕生である。

監督
:奥山和由
出演
:松村厚久