上映作品

名もなき生涯A Hidden Life

175分 アメリカ・ドイツ

  • 第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品エキュメニカル審査員賞受賞

今、伝えなければと巨匠を駆り立てた〈名もなき生涯〉とは――?
知られざる男の祈りがかつてない感動へと誘う、一大ヒューマン・ドラマ

五感を揺さぶる唯一無二の映像体験によって観る者を別次元へと誘い、今や生ける伝説と呼ばれる映画監督、テレンス・マリック。『天国の日々』(78)でカンヌ国際映画祭監督賞、『シン・レッド・ライン』(98)でベルリン国際映画祭金熊賞、『ツリー・オブ・ライフ』(11)でカンヌのパルム・ドールを受賞するなど、確固たる称賛を得るマリック監督が、最新作では46年のキャリアの中で初めて実在の人物を描き、カンヌ国際映画祭公式上映でも鳴り止まぬ歓声のなか、「人間の内面を豊かに描いた作品」に贈られる、エキュメニカル審査員賞を見事に受賞した。

第二次世界大戦時、ヒトラーへの忠誠を拒絶し、ナチスに加担するより自らの信念に殉じ、後に列福された一人の農夫がオーストリアに実在した。彼の名はフランツ、山と谷に囲まれた美しい村で、妻のフランチスカと3人の娘と暮らしていた。戦火が激化し戦争に駆り出された彼は、ヒトラーへの忠誠を頑なに拒む。直ちに収監され裁判を待つフランツを、フランチスカは手紙で励ますが、彼女自身も村で裏切り者の妻としてひどい仕打ちを受け始める――。
フランツには『イングロリアス・バスターズ』のアウグスト・ディール、フランチスカには『エゴン・シーレ 死と乙女』のヴァレリー・パフナー。本作が"遺作"となったドイツ映画界最高峰の名優、ブルーノ・ガンツが、判事役でスクリーンに厳粛で深い感動をもたらす。
なぜ、政府や軍に脅されても市長や神父から説得されても、フランツは最期まで己の信念を貫き通したのか?そこで彼が見つめていたものは何だったのか。神の存在すら身近に感じさせるあまりにも美しい光と風景のなか、フランチスカとの愛に満ちた心震える書簡を紐解きながら、人間の真実と尊厳に迫る。世界に再び争いの季節の足音が響き始めた今だからこそ、76歳を迎えた巨匠が作家生命をかえて人々に問う。――一人の知られざる男の〈名もなき生涯〉を力強く崇高に描き切った、観る者の魂を揺さぶってやまない感動のヒューマン・ドラマ

監督
:テレンス・マリック
キャスト
:アウグスト・ディール、ヴァレリー・パフナー、ブルーノ・ガンツ


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