1840年代、劇場が立ち並ぶパリの"犯罪大通り"。天才パントマイム師のバチストは、女芸人ガランスを偶然助けたことから、彼女に恋心を抱く。若き俳優のルメートルや、詩人のラスネールも彼女に魅せられていたが、ガランスは、誰のものにもならなかった。一方、座長の娘ナタリーはバチストにひたむきな愛を向けるが気づいてもらえない。やがて看板役者となったバチスト、ガランスの舞台はパリ中の人気を呼んで大盛況。そこに、ガランスを崇拝する富豪の伯爵モントレーが現れ...。
『霧の波止場』(38)、『陽は昇る』(39)、『悪魔が夜来る』(42)など数々の作品を生み出した監督マルセル・カルネと脚本ジャック・プレヴェールのコンビによる最高傑作。ドイツ軍占領下の圧迫に耐え、3年3ヶ月という製作日数を費やして完成させた。大通りの群衆シーンは1500人のエキストラが動員され、スクリーンの隅々まで生き生きと行き交う人々が映し出されている。ナチ占領下のパリを逃れた映画人たちが、その力を結集し、執念で作り上げたフランス映画界の史上最高傑作が4K修復版で甦る。
※当館での上映は2K上映となります。
■料金:大人・シニア 2,300円 / 大学生以下小人 1,500円
※特別興行のため、株主優待券・招待券は使用不可、並びにサービスデーなどの各種割引サービス(HC割含む)の適用はございません。