『A』『A2』以来実に15 年ぶりの森達也監督作。佐村河内守⽒の⾃宅でカメラを廻し、その素顔に迫る。取材の申し込みに来るメディア関係者たち、ことの真偽を取材に来る外国⼈ジャーナリスト...。市場原理によってメディアは社会の合わせ鏡となる。ならばこの「ゴーストライター騒動」は、社会全体が安易な⼆極化を求めていることの徴候と⾒ることもできる。はたして何が本当なのか? 誰が、誰を騙しているのか?
映画は、この社会に瀰漫する時代の病をあぶりだしながら、衝撃のラストへとなだれ込む。
★『虚空門 GATE』と2本立て上映