上映作品

Workers 被災地に起つ

明日をつくる、自分たちでつくる。
命残された者の使命として、現代を生きるひとりとしてー 

2011年3月11日におこった東日本大震災。
大槌・気仙沼・亘理・登米--「ひとり一人の願いと困った」からはじまるワーカーズコープの仕事おこしは、東北の被災地でもおこなわれてきた。

「放課後の子ども、障がい児を預かってくれる場を」と始まった居場所づくりは、いつしか誰もが集える町の拠点に・・・
「地元の資源を生かした地域の復興を」...と始めた産直は、障がいのある人や働くことが難しかった人たちが自身をもって働く場に・・・
「障がい児の一時預かりの場所を」と親たちとともに作った居場所は、自分らしく生きていく場に・・・
「林業の復興をとおして地元を元気に」と始まった林業チームは、いつしか村の復興に向け、ともに歩む仲間に・・・
小さな困りごとや願いが、"ひとり"から"みんな"につながっていく。

ときに不器用に、ときに無謀に、ともに向き合い動くなかで、優しく育まれるコミュニティの姿。
そこには、様々な課題を抱える日本のこれからを考える上で問い直されている「ともに生きる社会」の原点があった--

監督
:森康行