上映作品

親愛なる同志たちへDear Comrades

  • 第77回ヴェネチア国際映画祭 審査員特別賞

冷戦下のソビエトでいったい何が行われていたのか――?
激動の時代を生き抜いた84歳の巨匠アンドレイ・コンチャロフスキーが、祖国への愛と憎悪を鮮やかに描き出した最高傑作!

1962年6月1日、フルシチョフ政権下のソ連で物価高騰と食糧不足が蔓延していた。第二次世界大戦の最前線で看護師を務め、共産党市政委員会のメンバーであるリューダは、国中が貧しい中でも贅沢品を手に入れるなど、党の特権を使いながらも父と18歳の娘スヴェッカの3人で穏やかな生活を送っていた。
そんな中、ソ連南部ノボチェルカッスクの機関車工場で大規模なストライキが勃発。生活の困窮にあえぐ労働者たちが、物価の高騰や給与カットに抗議の意思を表したのだ。この問題を重大視したモスクワのフルシチョフ政権は、スト鎮静化と情報遮断のために高官を現地に派遣する。そして翌2日、街の中心部に集まった約5000人のデモ隊や市民を狙った無差別銃撃事件が発生。リューダは、愛娘スヴェッカの身を案じ、凄まじい群衆パニックが巻き起こった広場を駆けずり回る。スヴェッカはどこにいるのか、すでに銃撃の犠牲者となって"処分"されてしまったのか。長らく忠誠を誓ってきた共産党への疑念に揺れるリューダが、必死の捜索の果てにたどり着いた真実とは......。

監督
:アンドレイ・コンチャロフスキー
脚本
:アンドレイ・コンチャロフスキー&エレナ・キセリョワ
出演
:ユリア・ビソツカヤ、ウラジスラフ・コマロフ、アンドレイ・グセフ、