裁判沙汰にまで発展したシリーズ最大の問題作!
モンド映画の始祖グァルティエロ・ヤコペッティが約3年の歳月を費やし完成させた問題作。本作は1960年代に独立運動が激化したアフリカ諸国の実態と混迷の様を克明にとらえたヤコペッティ渾身の自信作になるはずであった。しかしまたもや"やらせ疑惑"が勃発。さらに終盤のコンゴ動乱で傭兵たちによる略奪・虐殺の一部始終を撮影。さらに本物の処刑シーンをもフィルムに収めたため、ヤコペッティは殺人教唆の罪で告訴された。イタリア司法局の調査で無罪となったが、本作以降、ヤコペッティはドキュメンタリー映画を撮ることを完全にやめてしまった。ヤコペッティ没後10年。初のHDニューマスターによるオリジナルイタリア語完全版でリバイバル上映!