チベット高原の高地。この人跡未踏の谷あいに、野生動物にとって地球上最後の楽園が存在する――
世界屈指の野生動物写真家ヴァンサン・ミュニエと、フランスを代表する作家で地理学者であるシルヴァン・テッソンが、地球上で最も手つかずの野生動物保護区であるチベット高原を横断する旅程を綴ったドキュメンタリー。
幻と言われるユキヒョウを探す二人の前には数々の希少動物が現れ、過酷な環境の中で生きるあるがままの姿を見せてくれる。
あらゆる種の生命を包括して育む地球、自然と共存する動物たち。その中において、私たち人間の役割とは何か。
シルヴァンが綴る胸打つ言葉の数々を、ヴァンサンが撮る動物たちの愛らしくも逞しい表情と雄大で美しい自然風景で彩った感動作。