夏が永遠のように続く世界で生きるエマ。最近、物忘れがひどい彼女はノートを手放さず、家にもあらゆるメモを貼っている。
そんなある日、彼女の元に、孤児院時代の幼馴染であり 現在行方不明のヤンから象の絵が届く。
エマはその消印を手掛かりに彼を探す旅に出た。道中で彼女は、ヤンと同様に幼馴染であったバンに邂逅し、その恋人であるユリとも知り合う。
タヒチへ高飛びする計画が失敗した彼らは、ずるずるとエマの旅についていくこととなる。
その一方で、エマはヤンへの思いを募らせ、また自らの記憶の喪失が加速していることを恐れ始めていた...。