■ヒューマントラストシネマ有楽町での開催期間
11/21(金)~11/30(日)
■料金
>前売券
一般1,700~1,800円/U-30割1,200~1,300円
>会期中券
一般2,000円/U-30割1,500円
※前売券料金についてはプログラムによって金額が異なります。
※U-30割:1995年12月1日以降生まれの方が対象です。
購入・入場時に年齢確認を行いますので、学生証や公的な身分証明書をご提示ください。
※障がい者手帳をお持ちの方はU-30割が適用されます(付き添い1名様まで適用)。
ご入場の際に、障がい者手帳をチケットと一緒にご提示ください。
※チケットの払戻、交換、再発行はいたしません。また、当日にチケットをお持ちでない方は入場できません。
チケット・最新情報詳細は映画祭公式サイトにてご確認ください。
※オンラインチケット予約のお客様は、予約完了メールのQRコード(本文URLをタップして表示)にてご入場ください。
窓口でのチケット発券は必要ございません。なお、QRコードはご自身で印刷したものでも有効です。
※一度完売した上映回であっても、状況により追加販売を行う場合がございます。
※特別興行のため、各種割引、および、ご招待券などはご利用頂けません。
※株主優待のご招待券、提示割引ともにご利用いただけません。
※東京都では18歳未満の方は23時を過ぎる上映回には保護者同伴であってもご入場頂けません。
■販売期間
>前売券
オンライン:11/6(木)12:00~11/20(木)19:00まで
※劇場窓口での販売も上記時間となります。
※各日最終回上映開始と同時に窓口販売は終了となります。ご注意ください。
※11/20(木)の東京フィルメックス上映作品の窓口販売は19:00をもって終了とさせていただきます。
※購入後の変更・キャンセルはいたしかねます。
>会期中券
オンライン:11/21(金)10:00 ~各作品上映開始時刻の20分前まで
※劇場窓口での販売も上記時間となります。お時間を過ぎての販売は行えませんのでご注意ください。
※各日最終回上映開始と同時に窓口販売は終了となります。ご注意ください。
※購入後の変更・キャンセルはいたしかねます。
※お立見券の販売、キャンセルチケットの再販はございません。
【!】前売券販売終了(11/20 19時)~会期中券販売開始(11/21 10時)の間は、ホームページ上には表示がされませんのでご了承ください。
会期中券販売開始のタイミングで再表示されます。(数分タイムラグが発生する場合がございます。何卒ご了承ください。)
〇次の作品は日本語字幕のみでの上映となります:
『沼地という名の町』『サマ』『ストレンジ・リトル・キャット』『ガール・アンド・スパイダー』『煙突の中の雀』
〇The following films will be screened with Japanese subtitles only:
*“The Swamp”,“ Zama”, “The Strange Little Cat”, and“The Girl and the Spider”*
《特集:ルクレシア・マルテル/『植民地の残影』》
アルゼンチン、スペイン / 2000 / 103分 /
監督:ルクレシア・マルテル(Lucrecia MARTEL)
※日本語字幕のみ Japanese subtitles only
アルゼンチン北部のサルタ州の湿地帯を舞台に、荒れ果てた屋敷で蒸し暑い夏を過ごす退廃的なブルジョワ家族を描いた作品。物語は中年女性であるメチャと、その夫の家を中心に展開する。アルコール依存症気味のメチャは、親戚のタリスとその子供たちと共に別荘で夏を過ごすことになるが、タリスもまた不安定な精神状態を抱えている。無気力で怠惰な大人たち、独自の遊びや冒険を求める思春期の子供たち、そして先住民の使用人たちの姿が湿度の高い夏の空気を背景にして描かれ、家族間の緊張関係や性的抑圧、階級間の軋轢が次第に露わになっていく。そして、ある少年が起こす事故が、この閉塞した日常に一石を投じることになるが……。
■上映日■
11月21日(金)21:10
《特集:ラモン・チュルヒャー/『動物』三部作の世界》
ドイツ / 2013 / 72分 /
監督:ラモン・チュルヒャー(Ramon ZÜRCHER)
提供:JAIHO
©Alex Hasskerl
※日本語字幕のみ Japanese subtitles only
ベルリンに住むある家族の平凡な1日の出来事を綴った群像劇。ある週末、一家のもとに、祖母を囲み夕食を共にするために親戚が集まってくる。母親は食事の準備に追われ、子どもたちは無邪気に遊びまわり、各々が思い思いの時間を過ごしている。本作は、そうした何気ない家庭の風景に潜む不穏な一面を、断片的なエピソードと独特な視点であぶり出す描き出す
■上映日■
11月22日(土)21:10
★上映後にQ&Aがございます。登壇:ラモン・チュルヒャー(監督)
《特集:ラモン・チュルヒャー/『動物』三部作の世界》
スイス / 2021 / 98分 /
監督:ラモン・チュルヒャー(Ramon ZÜRCHER)
提供:JAIHO
※日本語字幕のみ Japanese subtitles only
主人公リザが友人マーラと同居していたアパートから引っ越す日の出来事を描く。荷造りを通して関係性の変化に向き合うことになるリザとマーラ。リザの母アストリッドが手伝いに訪れ、さらにアパートの新たな隣人やペットを含む多くの人や動物が集まってくる。夜にはささやかな送別パーティが開かれ、集まった人々の間に複雑に絡み合う感情や欲望が露わになる。視線や言葉の交錯、小さな出来事の積み重ねが、登場人物たちの錯綜する関係性や内面に秘められた情念を生々しく描き出す。
■上映日■
11月23日(日)21:10
《特別招待作品》
インドネシア / 2025 / 117分 /
監督:モーリー・スリヤ(Mouly SURYA)
1946年のオランダ植民地支配下のジャカルタ。抵抗運動に身を投じているヴァイオリン教師のイサはオランダ人高官の暗殺任務を命じられる。しかし、協力者であり同志のハジルは、イサの妻ファティマと不倫関係にあった……。
■上映日■
11月24日(月)21:05
《東京フィルメックス・コンペティション》
フランス、ルクセンブルク / 2025 / 92分 /
監督:畑明広(HATA Akihiro)
建設作業員のヴァンサンは、未来的な巨大複合施設「グラン・シエル」の夜間工事現場で働いている。ある日、同僚の作業員が行方不明になり、現場主任が事故を隠蔽していると労働者たちは疑念を抱く。その後も別の作業員が姿を消していく中で、彼らは団結し、仲間の失踪の謎を解明しようとするが...
■上映日■
11月25日(火)16:45
《メイド・イン・ジャパン》
日本 / 2025 / 102分 /
監督:志萱大輔(SHIGAYA Daisuke)
配給:イハフィルムズ
© 2025 “Leave the Cat Alone” Film Partners
写真家の妻マイコとの距離に悩む音楽家のモリは、かつての友人アサコと偶然に再会する。この再会は、互いの古い感情を呼び覚ますものの、2人の記憶は微妙にすれ違っていく。モリとアサコは長い散歩の果てに、軌道が逸れた2つの人生とそれぞれの現在地を見つめ直すことになる。
■上映日■
11月25日(火)18:30
★上映後にQ&Aがございます。登壇:志萱大輔(監督)、藤井草馬(俳優)、村上由規乃(俳優)、谷口蘭(俳優)
《東京フィルメックス・コンペティション》
韓国 / 2025 / 119分
監督:ユン・ガウン(YOON Ga-eun)
配給:ビターズ・エンド
ユン・ガウン監督の新作は、快活で物怖じしない17歳の女子高生ジュインが主人公。怒りと勢いに任せて口にした言葉がきっかけで校内に騒動を巻き起こし、匿名の手紙が届き始めたことから、彼女の平穏な日常が崩れていく。忘れたい過去に立ち向かい、自らの人生を取り戻そうとする少女の心の機微を繊細に描いたドラマ。
■上映日■
11月25日(火)21:05
《特別招待作品》
フランス、イスラエル、キプロス、ドイツ / 2025 / 150分 /
監督:ナダヴ・ラピド(Nadav LAPID)
2023年10月7日のハマスによるイスラエル襲撃後、売れない音楽家のYは生活のために、ガザ殲滅を叫ぶ、あからさまに好戦的な歌詞の新しい愛国歌の作曲というオファーを引き受ける。彼は芸術家として、そして市民として良心の呵責に苛まれることになるが、彼のダンサーの妻ジャスミンもまた、そんな彼の姿に疑問と距離を感じ始める...
■上映日■
11月26日(水)15:55
《メイド・イン・ジャパン》
日本、中国 / 2025 / 83分 /
監督:張 曜元(ZHANG Yaoyuan)
© 張曜元
日本を舞台に、中国東北部出身の移民が直面する厳しい現実と差別的待遇を描いた連作短編集。技能実習生、工場労働者、そして非合法な職業といった立場にある彼らが、困難な状況から抜け出そうと奮闘する姿が描かれている。
■上映日■
11月26日(水)18:55
★上映後にQ&Aがございます。登壇:張 曜元(監督)、徐 梅(プロデューサー)、阿部 力(主演)
《東京フィルメックス・コンペティション》
イラン / 2025 / 103分 /
監督:アミール・アジジ(Amir AZIZI)
テヘランに住む青年アミールは、イタリアへの移住を目前に控えている。彼より先に移住した恋人タラと再会し、新しい人生を始めるためだ。彼は愛用の自転車に乗り、配達の仕事をこなしつつ、友人たちとサイクリングを楽しむ。気の置けない仲間たちとかけがえのない時間を共有し、タラと過ごした過去を回想しながら、「去るか留まるか」という心の中の問いに彼は静かに向き合う。
■上映日■
11月26日(水)21:10
《東京フィルメックス・コンペティション》
インド、イギリス、カナダ / 2025 / 112分 /
監督:ローハン・パラシュラム・カナワデ(Rohan Parashuram KANAWADE)
ムンバイに住む青年アナンは、父の死に際し、伝統的な葬送儀式のためインド西部の故郷に帰る。親族たちから結婚を急かされ息苦しさを感じる中、彼は幼馴染の青年バリヤと再会する。彼も同様に結婚のプレッシャーに晒されており、共に過ごす時間の中で、秘めていた互いの絆は深まっていく。10日間の喪が明ける時、この関係はどこに向かうのだろうか。
■上映日■
11月27日(木)16:15
《東京フィルメックス・コンペティション》
台湾 / 2025 / 125分 /
監督:スー・チー(SHU Qi)
内向的な少女シャオリーが、自由奔放な同級生リリーとの出会いを通じて、抑圧された生活から抜け出し、自分自身の人生を模索し始める姿を描く。シャオリーは、母から受け継がれた悲しみと、自由への強い願いとの間で葛藤しながら成長していく。
■上映日■
11月27日(木)18:35
《東京フィルメックス・コンペティション》
オランダ、フランス、スペイン、韓国、シンガポール / 2025 / 99分 /
監督:タン・スーヨウ(TAN Siyou)
©AKANGA FILM ASIA_JULIANA TAN
シンガポールのエリート女子校に転校してきた16歳のシンユーは、3人のアウトサイダーたちと出会い、意気投合する。4人はスクールカーストや厳格な校則に不満を抱き、友情の証として「ギャング」を結成し、自分たちのいたずらや反抗的行為をビデオカメラで記録する。しかし、学校当局にカメラが没収されたことで、撮りためた映像が露見する危機に瀕し、進路を控えた彼女たちの絆と将来が試される。
■上映日■
11月27日(木)21:10
《特別招待作品》
台湾 / 2025 / 65分 /
監督:ツァイ・ミンリャン(TSAI Ming-Liang)
©Homegreen Films
ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)の近作に多く出演しているアノンが、故郷であるラオスの村に帰省する様子を捉えたドキュメンタリー作品。アノンが実家で過ごす様子と共に、家屋などの多くの建造物や、現地の職人たちが仏像を彫る様子などが映像におさめられている。
■上映日■
11月28日(金)17:00
《特集:ルクレシア・マルテル『植民地の残影』》
アルゼンチン、ブラジル、スペイン、ドミニカ共和国、フランス、オランダ、メキシコ、スイス、アメリカ、ポルトガル、レバノン / 2017 / 115分 /
監督:ルクレシア・マルテル(Lucrecia MARTEL)
※日本語字幕のみ Japanese subtitles only
18世紀末、スペイン統治下の南米の僻地を舞台に、かつては武勲を讃えられたスペイン王室の士官でありながら、地方行政官の職に甘んじているドン・ディエゴ・デ・サマの姿を追う。彼はブエノスアイレスに残した妻子と再会するため、あるいはより格式の高い任地へ異動するために、スペイン国王からの転勤許可を記した手紙をひたすら待ち望んでいる。しかし、その手紙は一向に届かず、サマは不確実な未来への焦燥を募らせ、怠惰や腐敗に満ちた環境の中で、時間だけが虚しく過ぎていく感覚に囚われていく。帰郷や栄転の望みが絶望へと変わるなか、彼はついに一攫千金を夢見て危険な探検隊に志願する。この探検は、長年追い求めた「まともな人生」を取り戻そうとするサマの最後の試みとなるが……。
■上映日■
11月28日(金)18:20
《特別招待作品》
中国 / 2025 / 131分 /
監督:ツァイ・シャンジュン(CAI Shangjun)
きっかけは、病院での偶然の再会だった。かつて恋人関係にあったメイユンとバオシュウは、長い別離を経て、再びお互いの人生に深く関わることになる。メイユンには既婚者の恋人がおり、彼の子どもを妊娠したばかりだった。だが、刑務所を出て同じ街で暮らすバオシュウが末期がんだと知り、メイユンは彼を自らのアパートに迎え入れ、治療に専念させようとする。
■上映日■
11月28日(金)20:55
《特別招待作品》
タイ / 2025 / 122分 /
監督:ナワポン・タムロンラタナリット(Nawapol THAMRONGRATTANARIT)
会社で人事担当として働くフレンは、日々、数多くの若い新入社員たちの面接を担当している。彼女は彼らとの面接を通じて、それぞれの人生や考え方を間近で観察し、知ることになる。そして彼女は自分が妊娠しているのに気付くが…
■上映日■
11月29日(土)21:05
《東京フィルメックス・コンペティション》
カナダ、アメリカ / 2025 / 103分 /
監督:ロイド・リー・チョイ(Lloyd Lee CHOI)
配給:リアリーライクフィルムズ / パルミラムーン
主人公は台湾の名優チャン・チェン演じる中国人配達員のルー。彼は長年離れて暮らしていた妻と娘と共に新生活を送るためアパートの契約金を稼いでいたが、生活の手段である電動自転車を盗まれてしまう。ルーは家族と再び一緒に暮らすという希望を胸に、失った自転車と契約金を懸命に取り戻そうとする。
■上映日■
11月30日(日)21:10