上映中作品

寝ても覚めても

119分 日本

  • 第71回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門正式出品

違う名前、違うぬくもり、でも同じ顔。
運命の人は二人いた。

東京。丸子亮平は勤務先の会議室へコーヒーを届けに来た泉谷朝子と出会う。ぎこちない態度をとる朝子に惹かれていく亮平。真っ直ぐに想いを伝える亮平に、戸惑いながら朝子も惹かれていく。しかし、朝子には亮平に告げられない秘密があった。亮平は、2年前に朝子が大阪に住んでいた時、運命的な恋に落ちた恋人・鳥居麦に顔がそっくりだったのだ――。
5年後。亮平と朝子は共に暮らし、亮平の会社の同僚・串橋や、朝子とルームシェアをしていたマヤと時々食事を4人で摂るなど、平穏だけど満たされた日々を過ごしていた。ある日、亮平と朝子は出掛けた先で大阪時代の朝子の友人・春代と出会う。7年ぶりの再会。2年前に別れも告げずに麦の行方が分からなくなって以来、大阪で親しかった春代も、麦の遠縁だった岡崎とも疎遠になっていた。その麦が、現在はモデルとなって注目されていることを朝子は知る。亮平との穏やかな生活を過ごしていた朝子に、麦の行方を知ることは小さなショックを与えた。
一緒にいるといつも不安で、でも好きにならずにいられなかった麦との時間。ささやかだけれど、いつも温かく包み、安心を与えてくれる亮平との時間。朝子の中で気持ちの整理はついていたはずだった......。

監督
:濱口竜介
脚本
:田中幸子、濱口竜介
音楽
:tofubeats
出演者
:東出昌大、唐田えりか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知(黒猫チェルシー)/仲本工事/田中美佐子

来月5 月8日より開催される第71回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門への正式出品決定!

初の世界三大映画祭出品で、カンヌ国際映画祭コンペティション部門入りの快挙!

世界最高峰のカンヌ国際映画祭でメインの部門となるコンペティション部門には、毎年世界中の大御所監督たちが名を連ね、近年でもケン・ローチ、ジム・ジャームッシュ、グザヴィエ・ドラン、ダルデンヌ兄弟、ホウ・シャオシェン、ミヒャエル・ハネケといった巨匠・名匠の作品がコンペティション部門に出品されている。そのような潮流の中で、39歳の濱口竜介監督が、初の世界三大映画祭への出品でありながら、カンヌのコンペティション部門に選ばれたことは極めて珍しく、まさに快挙!

※コンペティション部門の映画祭公式の対象賞は、最高賞のパルムドール、次点のグランプリ、監督賞、男優賞、女優賞、脚本賞、審査員賞、芸術貢献賞です。

【濱口竜介監督コメント】
歴史ある映画祭に『寝ても覚めても』が選ばれたこと、とても光栄です。
東出さん、唐田さんらの演技を、素晴らしいと思いながら現場で眺めていた身として、
それが国際的な舞台へと届いたことを、心から嬉しく思います。
今から映画祭の熱気と、多くの観客に出会えることを楽しみにしています!