年を重ねるごとに増していく孤独に気付いた主人公の草介(松方)と、生きる意味を探す家出少女(小野)、恐竜の卵の化石を掘り出すことを夢見る青年(入江)の出会いと交流を軸に描くヒューマンドラマ。
「生きてますか」と書かれた手紙をきっかけに少女の行方を探す草介だが、少女と青年は化石の発掘現場で目撃されたのを最後に姿を消していた――。
本作、監督を務めたのは「映画を監督することは子供の頃からの夢だった」と語る大和田伸也監督。
その積年の想いを叶える舞台となったのは、生まれ故郷である福井県。
恐竜博物館、気比の松原、越前陶芸村、能楽の里など、
“ふるさと”に生きる人々の姿を愛情たっぷりに描き出す、
感動のヒューマンドラマがここに誕生した。