耳が良すぎて、少しの音のズレさえも頭痛のタネになってしまう、うみ。コンサートのために東京から呼ばれ島にやってきたヴァイオリニスト、祐子。 家族や友だちとの問題を抱えた二人が、島で出会い音楽によって心が通じ合っていく。慶良間諸島・座間味村を舞台に音楽が人と人とをつないでいく、ひと夏の物語。
前作から11年ぶりにメガホンを執った新藤風監督が、 天才子役・伊東蒼と昨年日本アカデミー賞最優秀主演女優賞に輝き、今や日本映画を代表する女優・安藤サクラを主演に迎え、島での暮らしと音楽による人と人との絆を丁寧に紡ぎ上げた。