ショーン・ペンとダコタ・ジョンソンW主演の完全二人芝居、酸いも甘いも経験した大人たちへ贈る珠玉の一作。本作で初監督を務めた劇作家ホールが執筆した舞台脚本が、The Black List(脚本家専門サイト)のTOP3に選出され注目を浴び、ダコタが主演と製作を熱望。『ミルク』以降の15年間、映画出演に消極的だったというショーンも「初めて映画を見た時のような感動を覚えた」と絶賛し出演を即決。さらにアカデミー賞ノミネート常連の撮影監督とプロデューサーら実力派スタッフが集結し、小さな出会いが人生に変化をもたらす奇跡の物語を完成させた。
夜のニューヨーク。ジョン・F・ケネディ空港から一人の女性がタクシーに乗り込んだ。シニカルなジョークで車内を和ます運転手と女性はなぜだか波長が合い、会話が弾む。聞けば運転手は二度の結婚を経験し、幸せも失敗も経てきた。一方プログラマーとしてキャリアを築いてきた女性だが、恋人が既婚者であることを運転手に容易に見抜かれてしまう。もう二度と会うことのない関係だからこそ、お互いの本音を打ち明けていく二人。他愛のないはずだった会話はやがて予想もしなかった内容へ発展し、女性は誰にも打ち明けられなかった秘密を告白し始める。