4 / 10 [金] 公開
1960年代のチェコスロヴァキアで誕生した<絶望的傑作>4本をラインナップした【チェコ映画傑作選】が、4/10(金)より順次公開が決定いたしました!うち3作品、『火葬人』、『第五の騎士は恐怖』、短編の『一口のパン』は今回が日本劇場初公開となります。
■上映期間
4月10日(金)~4月30日(木)
全4作品
『一口のパン』
『夜のダイヤモンド』
『第五の騎士は恐怖』
『火葬人』
■鑑賞料金
通常料金
□各種割引適用可
チェコ・ヌーヴェルヴァーグの主要人物の一人、ヤン・ニェメツ監督の卒業制作映画。
ホロコーストを生き延びたチェコの小説家、アルノシュト・ルスティクの短編小説を基とする。
強制収容所へ向かう途中、脱走を企てる囚人3人が、まず一斤のパンを盗むことを決意するが…。
史上もっとも最小規模かつ、痛切な強盗映画であり、世界最高の学生映画の一本。
1960年 / 11分 / モノクロ
監督:ヤン・ニェメツ 脚本:ヤン・ニェメツ、アルノシュト・ルスティク 撮影:イジー・シャーマル 編集:ヨゼフ・ドブジホフスキー
出演:ヤン・バルトゥーシェク、オルドリッヒ・ブラーハ、イヴァン・レンチ
Source: Národní filmový archiv, Praha
強制収容所へと向かう貨物列車から脱走した少年二人。プラハへ向かうため、疲れきった体で森の中をさまよう二人だが、途中で自警団的老人集団に捕まってしまい…。原作は『一口のパン』と同じルスティクの小説、「闇に影はない」。
おそろしい緊迫感あふれる映像ながら、ルイス・ブニュエルやアラン・レネに影響を受けたと監督が語るとおり、フラッシュバックの多用や現実と内面とがジグザグに交錯する夢のような感覚も魅力。
1964年 / 67分 / モノクロ
監督・脚本:ヤン・ニェメツ 原作・脚本:アルノシュト・ルスティク 撮影:ヤロスラフ・クチェラ 編集:ミロスラフ・ハーイェク
出演:ラジスラフ・ヤンスキー、アントニーン・クンベラ
Source: Národní filmový archiv, Praha
ナチス占領下のチェコにて、負傷したレジスタンスたちを非合法に治療するため、モルヒネを求めてプラハ中をさまようブラウン医師。
個性的な登場人物たちとの邂逅や街の様子をとおして、戦争に蝕まれ崩壊しつつある社会を幻覚的な映像で描き出す。
公開当時タイム誌は「最高峰の映像美を誇る作品」、批評家ロジャー・エバートは「完璧な映画。
フェリーニとごく少数の監督だけが達成できるもの、リズム感を備えている」と絶賛。ポーランドの鬼才イエジー・スコリモフスキ監督もフェイバリットに挙げている。
1965年 / 98分 / モノクロ
監督:ズビニェク・ブリニフ 原作:ハナ・ビェロフラツカー 脚本:ハナ・ビェロフラツカー、ズビニェク・ブリニフ 撮影:ヤン・カリシュ 編集:ミロスラフ・ハーイェク 音楽:イジー・シュテルンヴァルト
出演:ミロスラフ・マハーチェク、オルガ・シャインプフルゴヴァー、イジー・アダミーラ
© Czech Audiovisual Fund, Source: Národní filmový archiv, Praha
第5回シッチェス・カタロニア国際映画祭グランプリ受賞
第二次大戦前夜のチェコ、プラハ。葬儀社で火葬人として務めるカレル・コップフルキングルは家族を愛する平凡な男性だが、親ナチスの友人や社会情勢に影響され、
やがて衝撃的な「最終解決策」へと駆り立てられていく。ファシズムが忍びよる恐怖を暴き出す傑作暗黒コメディであり、ユライ・ヘルツ監督の最高傑作と評される。
いたって普通の人間が加害者となっていく姿を美しくもおどろおどろしい表現主義的な映像で描きだす、「悪の凡庸さ」を切り取った映画史上に残る傑作といえるだろう。
1968年 / 100分 / モノクロ
監督:ユライ・ヘルツ 原作・脚本:ラジスラフ・フクス 音楽:ズデニェク・リシュカ 撮影:スタニスラフ・ミロタ 編集:ヤロミール・ヤナーチェク
出演:ルドルフ・フルシーンスキー、ヴラスタ・フラモストヴァー、ヤナ・ステフノヴァー、ミロシュ・ヴォグニチュ、イジー・メンツェル
© Czech Audiovisual Fund, Source: Národní filmový archiv, Praha