2018年秋にパリで上演されるとともに話題の中心となった「ファッション・フリーク・ショー」。手掛けるのは80年代よりファッションデザイナーとして第一線で活躍し続けるジャンポール・ゴルチエだ。
自身の半生を題材に、ゴルチエ特有の豪華な衣装、オリジナルの音楽やハイスタイルな振り付けで観客を魅了する舞台は、実に2 年もの歳月を制作に注がれていた。マドンナ、カトリーヌ・ドヌーヴ、マリオン・コティヤール、ロッシ・デ・パルマをはじめとする世界的なセレブまでをも虜にした、贅沢で心穏やか、過剰かつ詩的、そして魔法に満ち溢れた世界観。その世界的なショーを作り上げるまでの背景に迫ったエンタテインメント・ドキュメンタリー!
また、「ファッション・フリーク・ショー」の日本公演に合わせ、6 月 4 日(日)にはヒューマントラストシネマ渋谷にて 1 日限定の先行上映が決定!
ジャンポール・ゴルチエは、マドンナの「コーンブラ」を手掛けたデザイナーとして知られ、映画衣装の分野でもピーター・グリーナウェイ監督の『コックと泥棒、その妻と愛人』(89)を始め、リュック・ベッソン監督の『フィフス・エレメント』(97)、ペドロ・アルモドバル監督の『キカ』(93)や『私が、生きる肌』(11)など、多くのキャリアを持つ世界的ファッションデザイナーだ。
「ファッション・フリーク・ショー」とは、ゴルチエの幼少期からデザイナーとして成功を収めるまでの半生を描いたミュージカル。ゴルチエ自ら演出と衣装を手掛け、2018 年のパリ公演では 25 万人を動員、コロナ禍を経た 2022 年のロンドン公演では30万人を動員するなど、ファッションの本場を熱狂させてきた公演でもある。現在、世界各地でワールドツアーが決まっており、日本でも5月19日から渋谷の東急シアターオーブ、6月7日より大阪フェスティバルホールにて日本公演が決まっている。
本作の監督を務めたのは、これまでフランスの柔道家テディ・リネールのドキュメンタリーや、Netflix で配信されたエマニュエル・マクロン仏大統領のドキュメンタリーを手掛けてきたヤン・レノレ。本作には今なおファッションアイコンとして君臨し続けるマドンナが出演しているほか、フランスの名優カトリーヌ・ドヌーヴやマリオン・コティヤール、アルモドバル監督作の常連俳優ロッシ・デ・パルマ、ディスコ&ファンクミュージックの巨匠ナイル・ロジャースなど、錚々たる面々がスクリーンを彩っている。