日本のロックシーンに大きな足跡を残したバンド、シーナ&ロケッツ。
そのギタリストとして最期までステージにこだわった鮎川誠は、最高のロックギタリストであると同時に、妻と3人の娘たちと過ごす時間を何より大切にする優しい家庭人でもあった。
「生活とロックはイコールという世界に、シーナが引き込んでくれた」と話す鮎川だったが、15年に妻でありバンドのヴォーカルのシーナが死去。
バンドはそこで止まるかとメンバーさえもが思ったが、鮎川は続行を決断。それまで以上に精力的にライブ活動を行い、やがて末娘がヴォーカルで正式加入すると、さらに活性化。
22年に結成45周年を迎え、鮎川はまだまだ走り続けると誰もが思っていたが...
日本で最も愛されたロックンロール・ギタリストの素顔と功績を、貴重な未公開映像と所縁ある人物へのインタビュー映像で綴る珠玉のドキュメンタリー。