【上映作品】
『フラメンコの魔性と神秘』(原題:Duende y Misterio del Flamenco)
『ロス・タラントス ~バルセロナ物語~』(原題:Los Tarantos)
スペイン南部・アンダルシア地方で暮らす人々の姿を織り交ぜながら、フラメンコの様々なスタイルを紹介していくドキュメンタリー作品。当時のスペインを代表するフラメンコ・ダンサー=グラン・アントニオ、ピラール・ロペス、マリア・ルスらとバレエ・エスパニョールのメンバーによる珠玉のパフォーマンスが、アルマデン、アントニオ・マイレーナ、ベルナルダ・デ・ウトレーラほかによる演奏とともに、壮大な景色に彩られて映し出される。
1953年のカンヌ国際映画祭に出品されて特別賞・ダンス賞を受賞。当時失われてしまっていた尊厳をフラメンコに再び与えた傑作として、“史上最高のフラメンコ映画”との世界的評価を集めている。
監督・製作・脚本:エドガー・ネヴィル 出演:グラン・アントニオ、ピラール・ロペス、ベルナルダ・デ・ウトレーラ 1952年/スペイン/73分/カラー
ヒューマントラストシネマ渋⾕:7/28(⾦)〜 8/3(⽊)*各⽇1回上映
シネ・リーブル梅⽥:7/28(⾦)〜 8/3(⽊)*各⽇1回上映
シネ・リーブル神⼾:8/4(⾦)〜 8/10(⽊)*各⽇1回上映
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」に影響を受けたアルフレード・マニャスの同名小説を、2度のアカデミー賞外国語映画賞ノミネートで知られるフランシスコ・ロヴィラ・ベレタ監督が脚色も手掛けて描いた悲恋のミュージカル・ラブストーリー。1963年度アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされた(ロヴィラ・ベレタ監督はその後1967年の『恋は魔術師』で2度目のノミネートを果たす)。
バルセロナに暮らすロマのソロンゴ家とタラント家。タラント家の息子ラファエルは、ある結婚式に赴き、そこで踊っていた若い娘に心を奪われる。ふたりは浜辺で永遠の愛を誓い合うが、彼女がソロンゴ家の娘ファナであることが判明。決して結ばれることはない悲しい宿命に、ラファエルとファナはがく然とする。当初は反対していたタラント家は、やがてふたりの関係を祝福することに。だがソロンゴ家は猛反対し、ファナを強引に身内のクーロと婚約させてしまい……。
日本では、1991年に東山紀之、牧瀬里穂の共演で舞台版も上演されている。
監督・脚本:フランシスコ・ロヴィラ・ベレタ 出演:カルメン・アマジャ、ダニエル・マルティン、サラ・レサーナ 1963年/スペイン/83分/カラー
ヒューマントラストシネマ渋⾕:8/4(金)〜8/10(木) *各⽇1回上映
シネ・リーブル梅⽥ 8/4(金)〜8/10(木) *各⽇1回上映
シネ・リーブル神⼾ 8/11(金)〜8/17(木) *各⽇1回上映