『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』など、数々の傑作をつくりつづけているドイツの名匠、ヴィム・ヴェンダース。彼が長年リスペクトしてやまない役所広司を主演に迎え、東京・渋谷の公衆トイレの清掃員の日々を描いた『PERFECTDAYS』。カンヌ映画祭で最優秀男優賞を受賞し、米国アカデミー賞国際長編部門へ日本代表としてのエントリーが決定した傑作が、ついに日本公開。フィクションの存在をまるでドキュメントのように追う。それは、その両方を極めてきたヴェンダースだからこそ生まれた奇跡。淡々とした日々の繰り返しに、思いがけない出来事が起きる。それが主人公平山の過去を静かにゆらす。世界を穏やかで温かな気持ちで包みつづけている話題作をどうぞ。