特別料金:3,000円均一 ※各種割引、招待券、株主優待券、利用不可
子育てとビデオゲーム音楽の作曲家としてのキャリアの両立に奮闘する睡眠不足のシングルマザーが繰り広げる奇想天外で独創的なミュージカル冒険劇。
ある夜更け、出会い系サイトに自己紹介動画を投稿した主人公のもとに、突然20世紀を代表するリーダーと称される南極探検家のサー・アーネスト・シャクルトン(1874-1922年)から返信が届く。南極で船が難破し流氷の上で身動きが取れなくなったシャクルトンは、時空を超えて主人公にアプローチし、壮大な冒険の旅へと誘う。思いがけないことに、二人は互いの中に自らを照らし導く光を見いだすのであった。
「ホントの自分に戻る勇気、それは私自身。」
ビデオゲーム音楽の作曲家、キャット、独身。
出会い系サイトで、伝説の冒険家アーネスト・シャクルトンと恋に落ちる⁉
本作主演のキャットは独身のシングルマザー。ビデオゲーム音楽の作曲家として、仕事と育児に奮闘中である。ひょんなことから、伝説の冒険家アーネスト・シャクルトンと出会う。そこからキャットとアーネストの「冒険」が始まるのだが、型破りなアーネストに、今まで自分をおさえて生きていたキャットは、お互いに魅かれていく……。
キャット役ヴァレリー・ヴィゴーダの力強い演奏と歌声、そして、個性たっぷりのアーネスト役ウェイド・マッカラムと共に、2人が奏でるインパクトのあるミュージカル・ナンバーは、正しく痛快無比で、気持ちが晴れる程である。ヴァレリーは、シンディ・ローパーのツアーに参加した事もある凄腕ミュージシャンと言うのも納得できる。
『アーネストに恋して』(原題:Ernest Shackleton Loves Me)は、セカンド・ステージ・シアターのトニー・カイザー・シアターでニューヨーク・プレミアを迎え、シアトルでの初演を経て、ニュージャージーとボストンを巡り、オフ・ブロードウェイに展開した。演出はオビー賞受賞のリサ・ピーターソンが担当し、脚本はトニー賞受賞のジョー・ディピエトロ(「メンフィス」)が手がける。
ヴァレリー・ヴィゴーダが作詞、音楽はブレンダン・ミルバーンが作曲を担当し、音楽監督および編曲はライアン・オコンネル、音響デザインはトニー賞受賞のロブ・カプロウィッツ(「フェラ!(FELA!)」)、舞台美術はアレクサンダー・V・ニコルズ(「ヒュー・ジャックマン、バック・オン・ブロードウェイ」)が手がけ、衣装デザインはチェルシー・クックという豪華布陣が務める。
『アーネストに恋して』(原題:Ernest Shackleton Loves Me)は、ネバーギブアップ精神と前進あるのみで突き進む、全ての人達へエールを送るミュージカルである。
キャットとアーネストが苦境に立つ時、見えて来るのは「一筋の希望」。人生に遭難しても、生還する術を、この作品は教えてくれる。