上映作品

ぼくの家族と祖国の戦争BEFORE IT ENDS

  • ロバート賞5部門ノミネート(観客賞・プロダクションデザイン賞・衣装デザイン賞・メイクアップ賞・視覚効果賞)

ドイツ難民の受け入れを強いられたデンマーク、
目の前の命を救うべきか、見殺しにするのか。
自らの正義を貫こうとした
家族の感動の物語

1945年4月、デンマークの市民大学。学長ヤコブが、現地のドイツ軍司令官から思いがけない命令を下される。ドイツから押し寄せてくる大勢の難民を学校に受け入れろというのだ。想定をはるかに超えた500人以上の難民を体育館に収容したヤコブは、すぐさま重大な問題に直面する。それは多くの子供を含む難民が飢えに苦しみ、感染症の蔓延によって次々と命を落としていくという、あまりにも残酷な現実。難民の苦境を見かねたヤコブと妻のリスは救いの手を差しのべるが、それは同胞たちから裏切り者の烙印を押されかねない振る舞いだった。そして12歳の息子もドイツ難民の女の子と交流を持ちつつあったが彼女は感染症にかかってしまう。友達を救うべきか、祖国に従うべきか、家族は決断を迫られる。

監督・脚本
:アンダース・ウォルター
出演
:ピルー・アスベック、ラッセ・ピーター・ラーセン、カトリーヌ・グライス=ローゼンタール