上映作品

リシの旅路Maharshi

テルグ語映画界の至宝、マヘーシュ・バーブの日本初公開作!

ハイダラーバードからニューヨークへ、そして母なるゴーダーヴァリ河へ。ひたすらに上を見て突き進んできたリシが、裸足で大地と触れ合うまでの軌跡。大地と共に生きる農民たちの運命を、自らの肩に担う"マハリシ≪偉大な聖者≫"の誕生。

監督
:バムシー・パイディパッリ
出演
:マヘーシュ・バーブ、プージャー・ヘーグデー、アッラリ・ナレーシュ
脚本
:ヴァムシー・パイディパッリ、アヒショール・ソロモン
撮影
:K・U・モーハナン(『盲目のメロディ ~インド式殺人狂騒曲~』)

STORY

ハイダラーバード郊外の低所得者の居住地域で下級公務員の息子として育ったリシは上昇志向の塊だった。少額の借金の返済を集金人から責め立てられながら身を縮めて生きているような父の姿を見るのが耐えられず、広い世界で羽ばたくことを夢見てひたすら勉学に勤しんだのだ。ヴァイザーグの名門工科大学に入学した彼は、優秀で生意気な学生として注目を浴びる生活を送りながら、自分とは全くタイプの違う学生ラヴィ、プージャと知り合い、3人は友人となる。さらにリシとプージャは恋仲になるが、優秀な成績での卒業を期に、彼らとすっぱりと縁を切り単身アメリカに旅立つ。わずか数年でアメリカのIT業界でトップにのし上がったリシだったが、とある出来事をきっかけに一時帰国し、ゴーダーヴァリ河中流域の寒村でたったひとりで農民運動をする旧友ラヴィの姿を見る。さらに、彼の知らないところでラヴィが払った犠牲のことも知り、彼の中で何かが変わる。貪欲なディベロッパーが推進する巨大パイプライン計画の前で消滅しかかっている村と農民を救うためにリシがとった戦略とは。

マヘーシュ・バーブ Mahesh Babu

1975年、タミルナードゥ州マドラス(現チェンナイ)に生まれる。父は1970年代からのテルグ語映画のスーパースターであるガッタマネーニ・クリシュナ。子役を経験した後、1999年に『Rajakumarudu〔王子様〕』(未)で主演ヒーローとしてデビュー。2003年の『Okkadu〔一人の男〕』(未)によってブレイクし、『Pokiri〔ならず者〕』(2007、未)の大ヒットによりテルグ語映画界の若手ヒーローのトップとしての地位を不動のものとする。すらりとした高身長と白皙の肌、そして悠揚迫らざるセリフ回しから「プリンス」の愛称を得ている。現在は『RRR』(2021)のS・S・ラージャマウリ監督とのコラボレーションでの次回作撮影開始に向けて準備中。