2014年、全世界の観客が魂を殴られた衝撃作『セッション』。 新時代の天才ここにありと、その名を世に轟かせた監督は、当時28歳のデイミアン・チャゼル。膨大な数の受賞リストの筆頭には、アカデミー賞🄬作品賞を含む5部門ノミネート、3部門受賞の刻印が燦然と輝く。日本でも破格の絶賛を浴びながらも、作品の解釈を巡る危険な論争も注目され、社会現象を引き起こし大ヒットを記録した。
名門音楽大学に入学したニーマン(マイルズ・テラー)はフレッチャー(J・K・シモンズ)のバンドにスカウトされる。ここで成功すれば偉大な音楽家になるという野心は叶ったも同然。だが、待ち受けていたのは、天才を生み出すことに取りつかれたフレッチャーの常人には理解できない〈完璧〉を求める狂気のレッスンだった。浴びせられる罵声、仕掛けられる罠…。ニーマンの精神はじりじりと追い詰められていく。恋人、家族、人生さえも投げ打ち、フレッチャーが目指す極みへと這い上がろうともがくニーマン。果たして、フレッチャーはニーマンを栄光へと導くのか、それともたたきつぶすのか?ラストステージ ― 二人が見せる衝撃の〈セッション〉の結末は?