『ぼくのお日さま』本編に加えて「Making of ぼくのお日さま - 聖なる記憶にふれる -」との二本立てで上映いたします。
アイスホッケーが苦手で、ことばがうまく出てこない少年。
選手の夢を諦め、恋人の地元でスケートを教えるコーチ。
コーチのことが少し気になる、フィギュアスケート少女。
田舎街のスケートリンクで、3つの心がひとつになって、ほどけてゆく――。
雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、淡くて切ない小さな恋たちの物語。
冬になると雪に閉ざされる田舎町。小学校に通う男の子たちは、夏は野球、冬はアイスホッケーの練習に忙しい。6年生のタクヤ(越山敬達)は、野球もホッケーも苦手で、ことばもうまく出てこない。そんなある日、タクヤは氷上で「月の光」に合わせて踊る少女・さくら(中西希亜良)の姿に心を奪われる。ホッケー靴のままフィギュアのステップを真似ては転ぶ、タクヤの姿を目にしたさくらのコーチ・荒川(池松壮亮)は、タクヤにスケート靴を貸し、練習に付き合うことに。しばらくして、荒川は、タクヤとさくらはアイスダンスのペアを組むことを提案する。