『her/世界でひとつの彼女』は、数々の革新的なMV、CM映像や、映画『マルコヴィッチの穴』『かいじゅうたちのいるところ』などで知られる鬼才、スパイク・ジョーンズが監督・脚本を手がけた「AI(人工知能)型OSとの異色のラブストーリー」。時代を先取りした本作は、2014年の第86回アカデミー賞(R) で脚本賞を受賞し、作品賞を含む全5部門にノミネートされました。
舞台は近未来のロサンゼルス。孤独を抱える主人公セオドアを演じるのは、繊細な感情表現に定評のある名優ホアキン・フェニックス。そして彼が恋する人工知能「サマンサ」を演じるのは、スカーレット・ヨハンソン。姿かたちを持たないのに、どこまでも人間らしく、魅力的な「her」。触れられないのに、心は確かにふれあっている――そんな少し不思議で、でもどこかリアルな愛のかたちが胸を打ちます。
「AIに愛は宿るのか?」
「機械との恋に終わりはあるのか?」
AIが日常に深く溶け込んだ今だからこそ、より身近に感じられる愛の物語。スパイク・ジョーンズ監督が贈る『her/世界でひとつの彼女』を、ぜひこの機会に映画館で!
なお、今回の『her/世界でひとつの彼女』上映はPodcast番組「映画のレシピ」コラボレーション企画となっています。「映画のレシピ」は、映画とドラマをこよなく愛する2人、山田兼司(映画プロデューサー)と加藤シゲアキ(アーティスト・作家)が徹底した「作り手目線」で、その映画・ドラマがなぜ魅力的なのか、なぜ人の心を掴むのかを深く紐解くPodcast番組。『her/世界でひとつの彼女』は12月12日(金)から3週にわたり取り上げられる予定となっていますので、上映前にぜひご視聴ください。
そう遠くない未来のロサンゼルス。ある日セオドアが最新のAI(人工知能)型OSを起動させると、画面の奥から明るい女性の声が聞こえる。彼女の名前はサマンサ。AIだけどユーモラスで、純真で、セクシーで、誰より人間らしい。セオドアとサマンサはすぐに仲良くなり、夜寝る前に会話をしたり、デートをしたり、旅行をしたり・・・・・・一緒に過ごす時間はお互いにとっていままでにないくらい新鮮で刺激的。ありえないはずの恋だったが、親友エイミーの後押しもあり、セオドアは恋人としてサマンサと真剣に向き合うことを決意。しかし感情的で繊細な彼女は彼を次第に翻弄するようになり、そして彼女のある計画により恋は予想外の展開へ――!“一人(セオドア)とひとつ(サマンサ)”の恋のゆくえは果たして――?