人付き合いを避けながら生きて来た男・夏野幹夫が、知らない間に籍を入れられていたことをきっかけに、人生が思いがけない方向へと動き出していく様を描き出した、優しくユーモラスな人間ドラマ。
監督は、89年に『ザジ ZAZIE』で劇映画監督デビューし、『クロエ』(02)が第51回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式招待されるなど、国内外で注目を集めてきた利重剛。メガホンをとるのは『さよならドビュッシー』以来13年ぶり。
主人公・幹夫を演じるのは幅広いジャンルで引く手あまたの活躍を見せる俳優・高橋一生。見ず知らずの幹夫と勝手に籍を入れ、周囲を翻弄する謎のヒロイン・繁子を演じるのは、NHK連続テレビ小説「まんぷく」で主人公の親友役で注目を集め、『さよなら ほやマン』『夜明けのすべて』など話題作への出演が相次ぐ呉城久美。芹澤興人、池脇千鶴などの実力派俳優陣が脇を固める。
ある日パスポートの更新のために取得した戸籍謄本を見て驚愕、そこには身に覚えのない「続柄:妻」の文字が…!どうやら<繁子>という名の女性が自分と勝手に籍を入れたらしい。でも、一体なんのために―?正体不明の<夏野繁子>探しの末、小さな花屋でようやく見つけ出したのは、触れるもの皆壊してしまう破天荒すぎる女性だった!話しかけると猛ダッシュで逃げ出し、優しくすると怒り出す。あまのじゃくな繁子に振り回される幹夫だったが、おかしな出会いはやがて2人の人生に予想もしなかった変化をもたらしていく―。