ヒューマントラストシネマ渋谷ほかテアトルシネマグループ系列館で好評稼働中の音響システム“odessa”が シネ・リーブル神戸 にも導入する事が決定いたしました。テアトルシネマグループでしか体験出来ない音響体験をお楽しみ下さい。詳細は下記をご確認ください。
詳細は決定次第ご案内いたします。
1. ~odessa(オデッサ)とは~
2. 特徴
3. 導入機材
4.更なるこだわり
5. 上映形態
6. 導入日
7. 劇場情報・問い合わせ
1. ~odessa(オデッサ)とは~  
optimal design sound system(+α)の略。
「劇場ごとに最適化されたサウンドシステム」に「劇場独自の映画体験が付加される」という意味。
セルゲイ・エイゼンシュテイン監督『戦艦ポチョムキン』にあるオデッサの階段シーンが、モンタージュ理論を確立した映画史におけるターニングポイントとされていることから、この音響システムが、東京テアトルの新たな歴史を作るものとしたいと考え、名付けました。
 2. 特徴  
メインシステムは、コアキシャル(同軸)型3ウェイ・シネマシステムを導入。高域・中域を1箇所から出力する事により、位相干渉を無くし、距離による偏差を少なくしています。また地を這うような低域が特徴的な2つのウーハーから出力されます。サラウンドスピーカーは、メインシステムと音色を揃えるためにコアキシャル(同軸)型に設計され、サブウーハーは劇場の環境に合わせ最高のポテンシャルを発揮できるように設計され、従来の劇場クオリティから一段グレードアップしたスタジオクオリティで音響体験できる環境となりました。
 3.導入機材  
3ウェイ同軸型メインシステム
導入台数3台
“odessa”システムで日本の劇場では初導入となった3ウェイ同軸型メインシステムは広帯域で高精細な再生音が特徴。
最短距離で正確な音を届ける事で最前列でも最後列でも最適な音響環境で楽しめる事が可能。
■仕様 許容入力 AES:LF600W/MF500W/HF80W 連続:LF1200W/1000W/160W ピーク:LF2400W/2000W/320W 感度(1m/1w):LF94.5dB/MF99dB/105dB クロスオーバー周波数:500Hz/1.2kHz 寸法:1400(H)×470(W)×570(D)mm
■特徴 ・MF/HF 同軸2 ウェイ(MF;12”+HF;1.4”) ・LF fs35Hz 12”ラジアルシャーシー ・18mm 厚MDF を使用した強くて頑丈なエンクロージャー
サブウーハーシステム
導入台数:2台
体に音を感じる音圧の出力が可能。作品の世界観を広げる事の出来る理想的なサブウーハー。
■仕様 構成:18 インチペーパーコーンドライバーx1
■特徴 ・表裏に特殊コーティングされた超強力ドライバー使用 ・18mm 厚MDF を使用した強くて頑丈なエンクロージャー
サラウンドスピーカー
導入台数:10台
劇場のキャパと作りに応じてユニットのサイズを変更。
また、劇場環境に合わせた台数を設置する事により、包み込む音の広がりが可能となった。
■仕様 使用ドライバー:LF;8インチ/HF;1.35インチ
型式;バスレフ式同軸2ウェイシステム
 4. 更なるこだわり  
1. 映像と音響のクオリティを追及
①映像
スクリーンの変更
スクリーンをSevertson社のSAT-4K(ファブリックスクリーン)に変更。特徴となるポイントはつなぎ目の無いシームレスである事と従来のスクリーンで見られた音抜けの穴を廃したノンパーフォレーションスクリーンを採用した事により映像美が格段に向上。また、材質がファブリックに変更になった事で全帯域の音抜けの良さから来る、高域までストレスフリーな音響を実現。
スクリーンの変更
スクリーンをSevertson社のSAT-4K(ファブリックスクリーン)に変更。特徴となるポイントはつなぎ目の無いシームレスである事と従来のスクリーンで見られた音抜けの穴を廃したノンパーフォレーションスクリーンを採用した事により映像美が格段に向上。また、材質がファブリックに変更になった事で全帯域の音抜けの良さから来る、高域までストレスフリーな音響を実現。
②音響監修&劇場ロビーインスタレーション
関西在住で映画音楽なども手掛ける音楽家・原摩利彦氏によるサウンドシステムの音響監修が実現。
これまで舞台や映画、アートなど様々な場を音楽で彩られてきた原氏に監修を依頼し、高精細な”odessa”システムを最大限に引き出します。
また、原摩利彦氏とのコラボレーションは音響監修だけにとどまらず、シネ・リーブル神戸の劇場をイメージしたロビーインスタレーション(サウンドスケープ)も手掛けていただく事となり、それに合わせてロビースピーカーも最新鋭のスピーカーを導入。
今回、朝昼夕と3パターンの音楽をご提供いただき、時間帯によって移り変わる、美しく空間に寄り添う音楽と共に、ロビーでの時間もお楽しみください。
・原 摩利彦氏 プロフィール
京都大学教育学部卒業。同大学大学院教育学研究科修士課程中退。静けさの中の強さを軸にピアノを中心とした室内楽やフィールドレコーディング、電子音を用いた音響作品を制作する。笙やサントゥールを取り入れ音響的共存を目指したアルバム《PASSION》を発表。野田秀樹《フェイクスピア》やダミアン・ジャレ+名和晃平《VESSEL》などの舞台作品、映画《流浪の月》(監督: 李相日)、東京オリンピック2020開会式追悼式(森山未來出演パート)の音楽を手がける。写真家津田直との共作個展《トライノアシオト》(群馬県太田市美術館図書館)を開催。令和3年度京都府文化賞奨励賞受賞。
映画と映画、
あるいは日常と映画の幕間。
約一世紀前、作曲家エリック・サティは環境に溶け込む「家具の音楽」を考えました。彼はバレエ公演の幕間に流された短編映画音楽も書いています。
映画が始まるまで、そして余韻の漂う上演のあとに過ごす映画館ロビー。そこに立ち上がるサウンドスケープを「家具の音楽」を起点に考えたいと思います。
原 摩利彦
2. odessa Live field(オデッサ ライブ フィールド)の導入
『odessa Live Field 』はodessaサウンドのため特別に開発された音場特性エミュレーション機能です。最先端のサウンドプロセッサQ-SYS(※)に音場シミュレーターを組み合わせ、映画館の空間をコンサートホールやライブ会場のような音場(音の響き)に変化させます。音楽コンテンツやライブイベントなどで今までにない臨場感でodessaサウンドを体感できます。
※Q-sysとは信号処理回路やユーザーインターフェイスを自由にデザインできるQSC社最新のサウンドプロセッサです。全ての信号は32ビット小数点処理され新次元の解像度とダイナミックレンジを実現しています。外部の映像器機制御もQ-SYSユーザーインターフェイスに統合しオペレーション負担を軽減します。
5. 上映形態  
odessaの魅力をより知っていただく為の上映カテゴリを追加。
オデッサボリュームプラス
odessa vol+
odessaの特徴に加え、さらに音を堪能するためにボリュームをプラス。
odessa vol+では耳だけではなく、全身で音を体感していただきます。
音に包まれる新感覚音響体験をぜひお楽しみください。
   オデッサミュージック
odessa music
音楽用に調整されたodess music。映画のカテゴリでは収まらない、楽曲データやハイレゾ音源など様々なコンテンツもライブハウス以上の環境で体験が可能
   クリエイターズ オプティマイゼイション
creator’s optimization
監督や音響スタッフなど、作品の製作に携わった方に調整いただいた音響にて上映。
クリエイターお墨付きの音響体験をお楽しみいただけます。
6. 導入日  
■シネ・リーブル神戸 2022年10月28日(金)
上映作品情報:https://ttcg.jp/cinelibre_kobe/movie/
今後のラインナップに乞うご期待下さい。
7. 劇場情報・問い合わせ  
シネ・リーブル神戸
〒650-0035
兵庫県神戸市中央区浪花町59 神戸朝日ビルディングB1F
Tel : 078-334-2126 / Mail : [email protected]