125分 日本 東京テアトル制作作品 東京テアトルプロデュース作品 東京テアトル配給作品
監督・脚本を務めたのは、本作が商業映画デビュー作となった沖⽥修⼀。『横道世之介』『キツツキと⾬』『さかなのこ』など、唯⼀無⼆の温かな視点で多くの観客を魅了してきた沖⽥監督の原点ともいえる⼀本です。今年9⽉には、⾃⾝が完全オリジナル脚本を⼿がける最新作『さとこはいつも』の公開も控えており、時代を超えて愛される沖⽥作品の魅⼒に、改めて注⽬が集まります。さらに、作品を彩る料理の数々を⼿掛けたのは、『かもめ⾷堂』などで知られるフードスタイリストの飯島奈美と榑⾕孝⼦。映画⾳楽はユニコーンのABEDON が担当し、主題歌にはユニコーンの「サラウンド」が起⽤され、南極という極限の地で繰り広げられる、温かくユーモラスな物語を包み込みます。
南極観測隊の料理⼈・⻄村を演じるのは、当時すでに確かな演技⼒で⾼い評価を受けながら、その後、国⺠的俳優としてさらなる⾶躍を遂げることになる堺雅⼈。飄々とした佇まいの中に繊細な感情をにじませる唯⼀無⼆の表現⼒で、料理を通して仲間たちの⼼をつなぐ料理⼈・⻄村の温かな⼈柄を⾒事に体現しています。彼が胃袋と⼼を満たす観測隊員たちには、⽣瀬勝久、きたろう、⾼良健吾、古舘寛治、⿊⽥⼤輔、⼩浜正寛、豊原功補ら、個性豊かな実⼒派キャストが集結。ヒトクセもフタクセもある、愛すべき"最強のチーム"が、本作ならではの味わい深い⼈間ドラマを⽣み出しました。
<家族と離れてさみしいけれど、どんなときも、おいしいものを食べると元気になれる。>
生物はおろか、ウィルスさえ生存できない厳寒の南極ドームふじ基地に、8人の男たちが観測隊員としてやってくる。主人公・西村淳の仕事は、隊員のために毎日料理を作ること。ときに贅沢な食材を用いて、手間ヒマかけて作った料理を、全員そろって一緒に食べる。みんなの顔がほころぶのを見ると、何にも替えがたいうれしさがある
遠く離れた日本では、妻と8歳の娘、そして生まれたばかりの息子が待っている。ふとした瞬間に頭をよぎる家族との思い出。すると、なぜだか泣きたい気持ちになってくる。約1年半、14,000キロの彼方にいる家族を思う、究極の単身赴任はまだまだ続く──。
観測隊員たちを待ち受けていたのは、日本の暮らしとはかけ離れた、想像を絶する南極生活。悪戦苦闘の毎日の中で、次第に絆を深めていく隊員たち。笑いもすれば怒りもする。騒ぎたい日もあれば泣きたい日もある。でも、美味しいものを食べれば元気が出る。舞台は極寒、でも心の芯がじんとあたたかくなる魅力的な作品が誕生した。料理がつなぐ人間のドラマは、こんなにも笑いと愛おしさにあふれている!