133分 イタリア・フランス・スペイン・ドイツ合作映画 東京テアトル配給作品
Copyright 2007: RAI FICTION - TITANIA PRODUZIONI - INSTITUT DEL CINEMA CATALA'- EOS ENTERTAINMENT - GTM PRODUCTIONS
16世紀イタリアを代表するバロック絵画最大の巨匠カラヴァッジョ。 彼が存在しなければレンブラントもベラスケスも誕生しなかった!
華やかなルネサンスが終焉した時代に、徹底した写実描写、劇的な明暗対比や感情表現で「聖マタイの召命」(サン・ルイージ・フランチェージ聖堂/ローマ)、「果物かごを持つ少年」(ボルゲーゼ美術館)など数々の傑作を遺し、多くの人を魅了した画家カラヴァッジョ。情熱的に愛し、自身の信念を貫くために闘いを挑み、そのために多くの敵を作った彼の人生はローマ、ナポリ、シチリアへと流転する。絵画の依頼主であったヨーロッパ貴族による教皇の座をめぐる争いの中で、ある時は時代の寵児に、ある時は反逆者の烙印をおされた画家の真実の姿とは?
アカデミー賞を3回受賞したイタリアを代表する撮影監督ヴィットリオ・ストラーロがカラヴァッジョ絵画のもつ光と影のコントラストの強さをスクリーンに見事に再現し、ローマ・ミュージアム・センター最高責任者のクラウディオ・ストリナーティと、美術史家マウリッツィオ・マリーニが監修を担当。それぞれの専門家が、史実に基づき謎に満ちた画家の生涯を忠実に描き出し、数々の傑作誕生の裏側をうかがい知ることができる。主人公カラヴァッジョを、『輝ける青春』のアレッシオ・ボーニが、デル・モンテ枢機卿を『裸のマハ』のジョルディ・モリャが演じ、新鋭アンジェロ・ロンゴーニが監督を務めた。また『イル・ポスティーノ』でアカデミー賞受賞の作曲家ルイス・バカロフによる情感豊かな旋律が画家カラヴァッジョの数奇な人生を感動的にいろどる。