不朽の名作『ブレードランナー』続編製作が決定するなどレプリカントを描いたSF映画に脚光が集まる中、ブルース・ウィリス最新作にして、ディストピアな近未来、「人工知能」を 題材にしたアンモラルでセンセーショナルなSFアクションエンターテインメント大作『デッド・シティ2055』がやってきた。
企業王ジュリアン(ブルース・ウィリス)は、現実世界に飽き足らないリッチな顧客の欲望を叶える、治外法権で享楽的な リゾート都市“VICE(ヴァイス)”をオープン。そこでは人間と見間違うほどのレプリカント相手に殺人や暴力行為、ドラッグ、レイプといった己のダークサイドを体現できる。しかしそのせいで現実世界の犯罪も急上昇。刑事ロイ(トーマス・ジェーン)は、ヴァイス閉鎖こそが解決策と考える。ある日レプリカント・ケリー(アンビル・チルダーズ)に不具合が生じ、消去されるはずの恐ろしい過去の記憶がフラッシュバックされる。自我に目覚めた彼女はロイの助けで現実世界へ脱走するが――