上映作品

夜明けを信じて。

すべてを捨て、ただ一人往く。

1991年7月15日、東京ドーム。この日、宗教家・一条悟の大講演会がはじまろうとしていた。マスコミも大々的に報じ、日本中が注目する一大イベントの模様をレポートしているアナウンサー・立花美穂。そのテレビ画面を見ている裁判官の水瀬千晶。そして郷土の母や学生時代の友。さらにかつての会社員時代の同僚や上司たち――それぞれの胸に去来する悟との日々が回想される――四国の小さな町に生まれ、一流大学を経て大手商社に就職。若くして社長候補と期待されるエリートの道を歩みながら、突然退職し、姿を消した一条悟。なぜ、彼は約束された将来を捨て去り、宗教家に生きることを選んだのか。どうして愛する人たちにも何も告げずに、ただ一人往くことを決めたのか――そして、いよいよ大講演会の幕が上がりはじめる。

四国の小さな町に生まれた青年が、霊的世界の真実にめざめ、さまざまな人生経験を積み、やがて宗教家として立つまでの心の軌跡を描いた本作。製作総指揮・原作は大川隆法。脚本は「世界から希望が消えたなら。」(19年/日活)「心霊喫茶『エクストラ』の秘密」(20年/日活)で数々の映画賞に輝いた大川咲也加。主人公・一条悟を演じたのは田中宏明。新人とは思えない透明感にあふれた演技に目を奪われる。悟に思いを寄せる立花美穂には千眼美子、初恋の女性・水瀬千晶に長谷川奈央。さらに並樹史朗、窪塚俊介、芳本美代子、芦川よしみ、石橋保などの俳優陣が集結。監督は赤羽博。その見事なチームワークによって、時代を超えて語り継がれるべき感動作が誕生した。

製作総指揮・原作
:大川隆法
監督
:赤羽博
出演
:田中宏明、千眼美子、長谷川奈央、並樹史朗、窪塚俊介、芳本美代子、芦川よしみ、石橋保