上映作品

怒りの日

  • 1974年ヴェネチア国際映画祭 審査員特別表彰

中世ノルウェーの村に、牧師アプサロンと若き後妻アンネの夫婦が平穏に暮らしていた。一方で、同じ村にいた老女ヘアロフス・マーテが魔女とされ火刑に処されることに。彼女は牧師アプサロンの弱みを握っていた...。ある日、アプサロンの前妻との一人息子マーチンが神学の勉強を終えて帰郷する。アンネはたちまちマーチンに惹かれ二人は親密な関係に。そんな折、アンネが発した言葉にショックを受けたアプサロンが急死してしまい、アンネが魔女として死に至らしめたと告発を受けてしまう...。陰影を巧みに使ったモノクロームの映像美で、魔女狩りが横行する時代の複雑に絡み合う関係性を映した衝撃作。

1943年/デンマーク/モノクロ/スタンダード/デンマーク語/モノラル/94分/デジタルリマスター

監督・脚本
:カール・テオドア・ドライヤー
原作
:ハンス・ヴィアス=イェンセン
出演
:リスベト・モーヴィン、トーキル・ローセ