上映作品

奇跡

  • 1955年ヴェネチア国際映画祭 金獅子賞
  • 1956年ゴールデングローブ賞 最優秀外国語映画賞

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20世紀前半のデンマーク・ユトランド半島に敬虔なクリスチャンのボーオン一家が、厳格な父親モーテンを筆頭に三人の息子、そして長男の家族と共に暮らしていた。長男ミッケルには妻インガーと子どもが2人おり、インガーは3人目を妊娠中だ。次男のヨハンネスは自らをキリストだと信じ、精神的に不安定な状態が長い。三男アナスは仕立て屋の娘に恋をしているが、父モーテンと対立する宗派の家のため父は良く思っていない。ある日、インガーが産気づくがお産は上手くいかず、子供を死産したのち自身の容態も悪化してしまい、帰らぬ人に。家族が悲しみに暮れるなか、次男ヨハンネスが失踪してしまう。しかしインガーの葬儀に、正気を取り戻した姿で突如現れるのであった...。演劇的目線で家族の葛藤と信仰の真髄を問うドライヤーの代表作であり傑作。

1954年/デンマーク/モノクロ/スタンダード/デンマーク語/モノラル/126分/2Kレストア