上映作品

ゲアトルーズ

  • 1965年ヴェネチア国際映画祭 国際映画批評家連盟賞

著名な弁護士カニングの妻であるゲアトルーズは、夫との結婚生活に不満を抱いている。二人の間に愛はなく、ゲアトルーズは若き作曲家エアランと恋愛関係にある。ある日、彼女の元恋人であり著名な詩人ガブリエルが帰国し祝賀会が催されるが、ゲアトルーズは体調を悪くし席を立つ。その後、エアランの伴奏で歌唱するも卒倒してしまう。翌日エアランが自分を愛していないことを知り、彼との関係を断ち、夫のもとからも去るゲアトルーズ。愛を探し求め続けたゲアトルーズの姿を完璧な様式美の画面におさめ会話劇に徹したドライヤー遺作にして集大成的作品。

1964年/デンマーク/モノクロ/ヴィスタ/デンマーク語/モノラル/118分/2Kレストア

監督・脚本
:カール・テオドア・ドライヤー
原作
:ヤルマール・セーデルベルイ
出演
:ニーナ・ペンス・ロゼ、ベンツ・ローテ