2043年、近未来の北アメリカ。子供たちは軍事国家の所有物とされたー。
❝ファースト・ネーションズ(先住民)のSF❞を描きトロント国際映画祭トリビュート賞新人賞を受賞!!
2043年、近未来の北アメリカ。
軍事政権が都市を支配し、人々は権利を奪われ、子供たちは軍事国家の所有物とされた。
娘を連れ去られたクリー族の女性は、娘を取り戻すため自警団の地下組織に加わり、子供たちが集められたアカデミーに潜入する・・・。
カナダ出身の女性監督ダニス・グーレは北アメリカの先住民族クリー族をルーツに持つ。同じく先住民族のルーツを持ち、15年以上の付き合いがあるタイカ・ワイティティの協力を得て、
"ファースト・ネーションズ(先住民)のSF"というジャンルの先駆けとなる本作に挑んだ。
母と娘を主役に据え、分断が進む現代社会が抱える問題だけでなく、先住民族が受けて来た文化的、民族的な抑圧も作品の中にテーマとして盛り込み、高い評価を受けた。