第三次世界大戦後、豚と人間が融合したハイブリッド生物兵器「マズル」が、人間を狩って喰らう恐怖の世界。人類最後の希望にして最強の凄腕賞金稼ぎロブ・ジャスティスは、姉のラクシャと共に、マズルのリーダー、マザー(女王豚)を倒すべく、敵の巣窟NY・マンハッタンへ潜入するが、そこでは想像を超えた戦いが待ち受けていた。
主演のティムール・トゥリスベコフが制作した短編映画を元に、『コード・レッド』『RE:KILL[リ・キル] 対ゾンビ特殊部隊』の異色ゾンビ映画を手がけたヴァレリー・ミレフが監督。前2作で見せた吹っ切れたゴア描写は本作でも健在。
豚人間「マズル」のなかなかハイクオリティなクリーチャーぶり、テレポートや銃弾を跳ね返すなど特殊能力を持った超人、ヒゲ女ガンマン、ロボットなのにスコープを使うスナイパー、さすらいの子連れサッカー戦士と、奇っ怪なキャラクターが続々登場、時空と空間をも超えたユニークなアクション、ご存知ダニー・トレホもバイオレントな風貌に似合わぬ人情味を漂わせ、荒んだ世界に潤いをわずかにもたらす。これはまさにアクションムービーの突然変異体だ!