上映作品

いとみち[名画座2本立て]

  • 第16回大阪アジアン映画祭 グランプリ&観客賞W受賞

越谷オサムの大ベストセラー青春小説ついに映画化!
心を震わす日本のソウルミュージック―津軽三味線がつむぐ珠玉の人間ドラマ。

祖母、父と共に三世代で暮らし、家族愛に包まれていた少女が、社会の荒波をたくましく生きる人たちとふれあい、成長するー。

脚本・監督は『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』などで知られる青森出身の鬼才・横浜聡子。
ぶっきらぼうな中に、凜とした意志を感じさせるヒロイン・いと。オドオドしている冒頭から、アルバイト先の危機に際し、自ら立ち上がるまでの変化を見事に演じたのは新星・駒井蓮。未経験の津軽三味線を約1年かけて猛特訓し、劇中で演奏に挑んだ。シングルファーザーで民俗学者の耕一役には名優 豊川悦司。幼くして母を亡くした思春期の娘の自立に動揺しながらも、懸命に寄り添おうとする慈愛に満ちたまなざしが切なく胸を打つ。 そして一家の要となる祖母ハツヱ役は、津軽三味線の巨星、故・高橋竹山の最初の弟子である西川洋子が、リズミカルでネイティブな津軽弁で演じ、映画に軽やかさと温もりをもたらしている。

監督・脚本
:横浜聡子
原作
:越谷オサム
出演
:駒井蓮、豊川悦司、黒川芽以、西川洋子