上映作品

きっと地上には満天の星Topside

地下鉄の廃トンネルで育ったリトルは、
まだ夜空を知らない―

暗闇の中のぬくもり。初めて知る街の影。少女が見ている世界を見事に描き出した、セリーヌ&ローガン監督の鮮烈な長編デビュー作。

「その場所に子供はいない。5歳くらいの大人はいるけどな。」

本作の原案となった実在した地下コミュニティへの潜入記「モグラびと ニューヨーク地下生活者たち」(ジェニファー・トス著)の印象的な一文の引用から始まる本作は、社会に疎外された人々の過酷な現実の中で愛が光を放つ感動作。

監督・脚本は、短編映画『Caroline』がカンヌ国際映画祭で注目を浴び、アンソロジー・テレビドラマシリーズ「モダン・ラブ」の1篇を手掛けたセリーヌ・ヘルド&ローガン・ジョージ。長編デビューの本作は、その才能を認めた複数の製作会社(『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のK Period Media、『シング・ストリート 未来へのうた』のLikely Story、『ビースト・オブ・ノー・ネーション』のRed Crown他)が共同でプロデュース。数々の国際映画祭で絶賛されたのち、"今こそ観るべき1本"として2022年3月に満を持して全米公開された。

セリーヌ監督自身がニッキーを演じ、リトル役には新星ザイラ・ファーマーを抜擢。地上へと懸命に手を伸ばしながら、さまよう母娘の姿から一瞬たりとも目が離せない。

監督・脚本
:セリーヌ・ヘルド、ローガン・ジョージ
キャスト
:ザイラ・ファーマー、セリーヌ・ヘルド、ファットリップ、ジャレッド・アブラハムソン