『ローマの休日』のモチーフになったともいわれる、英国王女マーガレットとの世紀の恋で知られたピーター・タウンゼンド元空軍大佐。後に、世界を回りジャーナリストとなった彼が、日本の長崎で出会ったのが谷口稜曄(スミテル)さんだった。16 歳で郵便配達中に被爆し、生涯をかけて核廃絶を世界に訴えた谷口さんを取材。1984 年に1 冊のノンフィクション小説を出版する。本作は、タウンゼンド氏の娘であり女優のイザベルさんが、2018 年の長崎で、父の著書とボイスメモを頼りにその足跡をたどり、父と谷口さんの想いを紐解いていくドキュメンタリー。