上映作品

WKW 4K ウォン・カーウァイ 4K

今、ふたたびそれぞれの《時》が鮮やかに動き出す――
世界で愛される香港の名匠、ウォン・カーウァイ 監督作が4Kレストア!

2000年、第53回カンヌ国際映画祭にてトニー・レオンが主演男優賞を獲得し、ウォン・カーウァイ監督の代表作となった『花様年華』(00)。その制作20周年を記念し、監督自らの手により過去作を4Kレストアするプロジェクトが実施された。
その中より、香港の重慶マンション周辺を舞台に 、トニー・レオンと金城武が演じるふたりの警官の失恋とすれ違う恋模様を描く『恋する惑星』(94)、香港のネオン街で織りなされる男女5人の恋と青春を描く群像劇『天使の涙』(95)、レスリー・チャンとトニー・レオンが傷つけ合いながらも愛し合う恋人同士を演じた『ブエノスアイレス』(97)、トニー・レオンとマギー・チャンが互いに伴侶を持つ身でありながら惹かれ合う男女を演じた大人のラブストーリー『花様年華』、トニー・レオン、チャン・ツィイーなどアジアの人気スターが多数出演するSFラブストーリー『2046』(04)の5作品が公開される。
ウォン・カーウァイ監督自身、この度のレストアについて「単なる焼き直しではなく、新たに生まれ変わった作品」とコメント。画面サイズ、色味など、かなり多くの箇所が修正されている点にも注目いただきたい。

ウォン・カーウァイ監督×撮影監督クリストファー・ドイルの名コンビが生み出す映像は、それまでのアジア映画のイメージを一新。90年代に日本で巻き起こったミニシアターブームを牽引する存在となり、そのスタイリッシュな映像と世界観は今もなお多くのクリエイターに影響を与え続けている。当時ハマった方も、配信等で知った若い世代も、この機会に劇場で新しい作品として生まれ変わったウォン・カーウァイ作品の魅力に浸ってほしい。

※2K上映