イギリス・ウエールズ、谷あいの小さな村。夫と二人暮らし、パートと親の介護だけの "何もない人生"を送っていた主婦ジャン。ジャンは馬主経験のあるハワードの話に触発されて競走馬を育てることを思いつき、村のみんなに共同で馬主となることを呼びかける。週10ポンドずつ出しあって約20人の組合馬主となった彼らの夢と希望を乗せ、「ドリームアライアンス(夢の同盟)」と名付けられた馬は、奇跡的にレースに勝ち進み、彼らの人生をも変えていく。
小さなコミュニティで実際に起きたこのドラマティックな物語は、ピークを迎えた2009年当時、大きな感動を呼び注目を集めた。2015年にはドキュメンタリー映画が制作され、サンダンス映画祭で観客賞を受賞。そして、満を持しての長編映画化となった。