© 秋★枝／集英社・ 2022 映画「恋は光」製作委員会
大学生の西条は、"恋をしている女性が光って視える"特異な体質。そんな西条にとって、キラキラ光る恋は煩わしいもの、面倒なものであった。
ある日、教室で落とし物のノートを拾い、赤ペンでおもむろに文字の校正をしてしまう西条。ノートには、たくさんの本から読み解いた、恋についての考察がびっしり書かれていた。授業後、ノートの持ち主である東雲に、読書が好きなのかを問う西条だったが、東雲の答えは「恋というものを知りたくて―」だった。そのひと言を発した東雲に一目惚れした西条は、自分の幼なじみの北代に東雲を紹介してほしいとお願いする。西条にずっと想いを寄せながら、未だにその気持ちを打ち明けられない北代は話をはぐらかそうとするが、真剣に頼み込む西条を無下にすることができず、結局東雲を紹介することに。
