上映作品

私、オルガ・ヘプナロヴァーI, Olga Hepnarova

“ 私、オルガ・ヘプナロヴァーはお前たちに死刑を宣告する”
ある日、彼女は自分の中の悪魔を解き放った。

1973年、22歳のオルガはチェコの首都であるプラハの中心地で、路面電車を待つ群衆の間へトラックで突っ込む。この事故で8人が死亡、12人が負傷する。オルガは逮捕後も全く反省の色も見せず、チェコスロバキア最後の女性死刑囚として絞首刑に処された。犯行前、オルガは新聞社に犯行声明文を送った。自分の行為は、多くの人々から受けた虐待に対する復讐であり、社会に罰を与えたと示す。自らを「性的障害者」と呼ぶオルガは、酒とタバコに溺れ、女たちと次々、肌を重ねる。しかし、苦悩と疎外感を抱えたままの精神状態は、ヤスリで削られていくかのように悪化の一途をたどる...。

監督・脚本
:トマーシュ・ヴァインレプ、ペトル・カズダ 
原作
:ロマン・ツィーレク
出演
:ミハリナ・オルシャニスカ、マリカ・ソポスカー、クラーラ・メリーシコヴァー、マルチン・ペフラート、マルタ・マズレク